諏訪泉 諏訪酒造

鳥取県八頭郡智頭町
諏訪酒造
諏訪泉 満天星

〒689-1402 鳥取県八頭郡智頭町大字智頭451 電話0568-77-0753 諏訪酒造株式会社

蔵紹介

諏訪酒造のお酒は「天のない酒つくり」

杜氏の言葉、酒造りには天(最高)がないこと、これで終わりということがないことを示し、日々努力をしなければならないという戒めと希望の言葉です。(諏訪泉HPより)

岡山からいJRと智頭急行を乗り継いで2時間半ほど、岡山との県堺を超えてまもなくの山の中の町「智頭町」にある諏訪酒造。智頭町は町の総面積の九割を山林が占め、その保水能力が清冽な地下水脈を維持し諏訪泉の元となる美味しい水のある町です。諏訪酒造の仕込み水は自家井戸から汲み上げる全硬度2度前後の軟水で、そのまま酒造りに使用できる水です。

使用する酒米は山田錦、玉酒が中心で最近では強力も使用しています。山田錦は徳島県産の阿波山田錦、兵庫県冨田ライス産山田錦、鳥取県田中農場産山田錦の三種類を使用しています。その中でも特筆すべきは田中農場産のお米です。田中農場は智頭から鳥取市方面に車で30~40分ほど走った八頭町にある農場で、完全循環型農法を行っている農場です。栽培しているお米の藁を牛に食べさせ、その牛の糞をたい肥にして田んぼに戻す完全循環型の農法を行っています。できたお米は旨味の詰まった味の濃いお米です。我が家では田中農場から取り寄せたコシヒカリを食べていますが、玄米は甘味が多く歯ごたえがよく、冷めても固くならず弾力があります。白米の炊き立ては、もっちり甘く、冷めてもしっかりと水分を保持しているので弾力がありとてもおいしいお米です。良いお酒は燗冷ましがおいしいように、良いお米も冷めてからがうまい。

代表の東田さんは大学で微生物の研究をし、出光興産で微生物を用いた油脂の生産方法の開発研究をしていましたが、諏訪酒造の職員募集の案内をみて智頭に移り住み諏訪酒造に転職、のちに社長に就任して現在にいたる、ちょっと変わった経歴の蔵元さんです。 そんな蔵元さんたちの造るお酒は「純米酒×熟成×お燗=おいしい料理」の考え方を基本に、」決して派手ではありませんが、口当たり優しく飲みあきしない、いつもの食卓に寄り添う純米酒です。