大治郎 畑酒造

滋賀県近江八幡市
大治郎 畑酒造

〒527-0091 滋賀県東近江市小脇町1410番地 電話0748-22-1410

蔵紹介

大治郎を取り扱うきかっけは秋鹿酒造の奥社長に「どこか新規にお取引を始めるのにおすすめの蔵はありますか」と相談したところ大次郎さんをすすめていただいたのが取引の始まりでした。

琵琶湖の西、八日市市。名古屋からだと新幹線で米原まで、米原から近江鉄道にて40分、太郎坊宮前で下車して徒歩数分のところにある畑酒造。製造量200石前後の小さな蔵になります。

蔵見学に伺った時に受けた第一印象が、とても清潔で整理整頓の行き届いた蔵でした。まずは床、入り口から奥までフラットな床が続いており、台車を押して走っても段差なくスムーズに押していけます。また各仕込みタンクには1か所づつ冷却水のバルブが完備されておりタンクの冷却時には非常に便利になっています。洗米、蒸し、酒母室、仕込みタンクとその動線にも無駄が無く、ストレスなく動くことができる配置になっていました。このストレスの無い酒造りこそ綺麗で欠点のない美味しい酒を造る上で、非常に重要になってきます。

そんな大治郎の酒は、当店で取り扱っている酒の中で、飲み飽きしないデイリー純米酒の代表核になります。お燗で毎日の食事に合わせて晩酌にはうってつけ、さらには価格もスタダード純米の一升瓶で消費税込み3000円ちょっと。とにかく飲み飽きしない酒で満足度が高いため冗談でよく言うのが「あまり売りたくない酒の一つ」なぜなら大次郎を買うと次も大次郎しか買わなくて、他の酒を買わないお客様が結構いるので他の酒が売れなくなるから?なんて言ってます。

大治郎で使われている酒米はすべて地元滋賀県産にこだわり、全量地元契約栽培米での清酒造りを行っています。その契約栽培米を栽培しているのが呑百笑の会(どんひゃくしょうのかい)で「大治郎」を生み出すきっかけともなったグループです。現在契約農家は5軒、2010年からは畑酒造も自社栽培を始めました。

酒米は「吟吹雪」が中心でその他に「山田錦」「渡船」を使用しております。造りは速醸のほか山廃、生もと造りを行っております。

銘柄「大治郎」は、「米を作る人、売る人、呑む人が互いに顔が見え、語り合える」を心に持ち、4代目が創業時に想いを馳せてできた酒で、「大治郎」の名前は、創業者の名前でもあります。

大治郎のエチケットには滋賀県内の社会福祉法人、「あじさい園」の和紙を使用しています。楮(こうぞ)を原料とした「溜め漉き」という方法で1枚づつ、漉いて頂いている和紙です。手間のかかる、一枚毎に表情の違う和紙を大切に瓶に貼り付けて仕上げています。こんな所にも蔵元の酒造りへのこだわりが見えるような気がします。

飲み飽きしないで、毎日の食卓で楽しめ純米酒「大治郎」は「米を作る人、売る人、呑む人が互いに顔が見え、語り合える」を心に持ち、4代目が創業時に想いを馳せてできた酒です。