睡龍 久保本家酒造

奈良県宇陀市
久保本家酒造
睡龍 生もとのどぶ

〒542-0074 奈良県宇陀郡大宇陀町出新1834番地 電話0745-83-0036

蔵紹介

完全発酵の純米酒の熟成を極めた酒を造る蔵 久保本家酒造

海外赴任の経験もある元エリート銀行マンの蔵元久保順平氏と愛知県出身で前職の水道配管工から酒好きが高じて、森喜酒造、神亀、日置桜などの蔵を渡り歩き久保本家の杜氏なった加藤氏のタッグから生まれる睡龍。完全発酵の辛口純米酒が熟成によって生まれる旨さのみを追求した酒が久保本家の酒です。睡龍の名は、お燗をすることで眠った龍が目を覚ます如く酒の旨さが開花する様子を表現した酒名だそうです。

基本3年以上の熟成の出荷となっておりますが、最近は4~5年の熟成を経て出荷されてきています。

速譲はややさっぱり感を残しつつ、熟成の味わいを楽しめる味になっており、熟成の初心者にもおすすめです。温度帯を変えつつ、野菜の煮物からお刺身などにも、合わせていただけます。

生モト純米は、がっつりした熟成感が特徴で、鹿や猪などのジビエ料理など、ちょっと癖のある料理や、ヤマメやイワナなどの肉食系の川魚の料理に酒を合わせるのが定番のおすすめ。鰻やどてなどの名古屋めしの味の濃い料理にもよく合います。

生モトの仕込みは毎年タンク6本。その一部が濁り酒の「生モトのどぶ」として1本は生で、残りは火入れとして、タンク別に出荷されます。生モトのどぶとして出荷された残りは、澄み酒として熟成されます。生モトのどぶの楽しみ方としては、どの仕込みも結構なメーターの辛口なので、上澄みのみでその辛さとうま味を確認したあと、澱を混ぜて濃厚な味わいを楽しむのがおすすめ。夏には冷やしてオンザロックで飲んだり、炭酸水で割った「どぶソーダ」が人気ですが、やはり濁りでもお燗がベストの酒には変わりありません。お燗するとキレが良くなり、冬場には魚すきや蟹鍋になどの薄味醤油系の鍋にも合わせて楽しんでいただけます。

睡龍で使用されるお米は、以前は五百万やアキツホ、阿波山田などのブレンド、最近では日本晴なども使用されています。また使用さされている酵母は、以前は協会7号酵母がほとんどでしたが、最近では6号や9号も使用されています。

熟成とお燗の世界を極めた久保本家のお酒をお楽しみください。