悦凱陣 丸尾本店

香川県 丸尾本店 悦凱陣 名古屋 酒屋はやし
香川県 丸尾本店 悦凱陣 名古屋 酒屋はやし 商品詳細

蔵紹介

香川県琴平町と言えば、だれでも知っている琴平神宮(こんぴらさん)のある町です。JR琴平駅から徒歩で15分ほどの町中にある蔵元さんです。香川県には酒蔵が6件しかなく内1件は日本酒以外の米由来商品を製造業者なので、実質、日本酒を造っているのは5件しかありません。その中でも丸尾本店は、製造石数400石から450石の小さな蔵の一つです。

酒造りは、蔵元兼杜氏の丸尾社長と娘さんご夫婦のほか、年間雇用の蔵人と季節雇用の蔵人を併せて5から6名で行っております。

ちなみに、丸尾姓は琴平には多くある姓なので、その由来を聞いたところ、瀬戸内海の海賊の末裔にあたるそうです。

蔵の建物は古く、琴平の篤志家「長谷川佐太郎」の旧家で史跡に指定されています。また、古くは幕末時代、幕吏に追われた桂小五郎や高杉晋作が潜伏していたこともある由緒ある建物です。

酒造りは、和窯で木製の甑を使い、スタンダード純米から純米大吟醸まですべて同じ方法で手間暇をかけて作られています。蔵の中は古いながらもきれいに整備されており、中央の建物の床はきれいにフラットに整備され、ストレスの無い酒造りができているのが想像できます。近年の温暖化の影響に対処して、現在では全てのタンクがサーマル化されており、各所に冷水を供給するポンプが配置されています。

製造量の約7割を生原酒で出荷する、無濾過生原酒が人気の蔵で、タンク1本のアル添大吟醸をのぞいて、後は全て純米造りです。その大吟醸もアルコール添加量はわずかな量だそうです。では何故、全量純米にしないでアル添を1本だけ残すのか聞いてみました。「アル添を造ると言うことは蔵の中に醸造用アルコールを常備させるとことになります。もし万が一、造りの工程で異常発酵が起こりアルコール添加することにより、その醪を助けることが可能ならアル添することで助けたいから」との理由からだそうです。あくまでの保険です。

使われている酒米は、手造り純米酒のオオセト、興の八反錦、誉の徳島山田、燕石の兵庫山田などをはじめ10から15種類のお酒米を単一で仕込んでいます。(過去にはブレンドもありましたが現在はありません)山田錦などは徳島、兵庫、地元香川の3種、雄町は赤磐、香川の2種、亀の尾は遠野、花巻、宮城の3種(蛯名の亀の尾は30BYを最後に米の栽培が終了)、変わったところでは、神力、八反、瀬尾米(強力)などがあります。

精米歩合は一部が70%ですが多くは60%から50%、燕石は35%で純米オオセトなどは純米ですが55%精米です。基本、高精白で粕歩合も40から50%以上で贅沢な造りです。

仕込みハスタンダード純米のオオセトが1トン、他は600キロ前後の仕込みの小仕込みとなっています。

酵母はKT901やKA4など基本協会9号系が主で、一部蔵付き(酵母無添加)もあり、ます。

凱陣の酒は、非常に雑味の少ないきれいな味わいですが、高精白、高粕歩合なのに味が濃いというちょっと理解しがたい味わいです。

食事との相性ですが、各酒とも使っているお米の特徴をしっかり生かしているので、食事に合わせて酒を選ぶのがよいかと思います。例えば、赤磐雄町なら甲殻類、オオセトなら根菜類、兵庫山田なら葉物野菜、八反錦なら鶏肉といったところでしょうか。

凱陣の魅力の一つに生の熟成がります。常温で何年も寝かした凱陣は何とも言えない魅力的な味わいがあります。

余談ですが、高松市には中川さんという寿司屋さんがあり、ここでは、凱陣のすべての酒が新酒から熟成までそろっています。何が飲めるかはお楽しみですが、レアものと出会う確率はかなり高いです(笑)。ちなみに予算は食事とお酒で2万から2万5000円です。機会があればトライしてみてください。

2021/10/30

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